夏休みの読書感想文で意外と悩みやすいのが、「どの本を選べば書きやすいのか」という本選びです。2026年の課題図書が発表されても、一覧を見るだけでは、わが子に合う本をすぐに判断しにくいかもしれません。
- 2026年の課題図書をどこで確認すればよいかがわかる
- 子どもに合う課題図書を選ぶ判断基準がわかる
- 読書感想文を書き始めるためのメモ作りの流れがわかる
こんなご家庭におすすめの記事です
- 夏休みの読書感想文で、どの課題図書を選ぶか迷っている
- 読書が苦手な子でも最後まで読める本を選びたい
- 親がどこまで手伝ってよいのか知りたい
本記事では、2026年課題図書の選び方と、読書感想文を書き始めるまでの進め方を、保護者目線でわかりやすく解説します。(難しい準備は不要です!)
選び方の軸1:読み切れるか
難しそうな本を選ぶより、子どもが最後まで読める本を選ぶ方が、感想文につなげやすくなります。
選び方の軸2:自分とつながるか
学校生活、友だち、家族、習い事、好きなことなど、子どもの経験と結びつけやすい本を選ぶと書きやすくなります。
2026年課題図書は公式ページで確認できる
2026年の青少年読書感想文全国コンクール課題図書は、全国学校図書館協議会や読書感想文全国コンクールの公式サイトで確認できます。まずは、書店やまとめ記事を見る前に、公式情報で対象学年や課題図書を確認しておくと安心です。
課題図書の一覧は、全国学校図書館協議会の第72回課題図書ページや、青少年読書感想文全国コンクール公式サイトの課題図書ページで確認できます。
まずは自分の学年に合う部を確認する
課題図書は、小学校低学年の部、小学校中学年の部、小学校高学年の部、中学校の部、高等学校の部に分かれています。小学生・中学生の家庭では、まず子どもの学年に対応する部を確認しましょう。
ただし、同じ部の中で「この学年はこの本」と細かく指定されているわけではありません。たとえば小学校中学年の部であれば、3年生・4年生が同じ課題図書の中から選ぶ形です。学年だけでなく、子どもの読書量や興味も合わせて見るのが大切です。
課題読書と自由読書の違いも知っておく
読書感想文には、主催者が指定した課題図書を読む「課題読書」と、自分で選んだ本を読む「自由読書」があります。学校の宿題で「課題図書から選ぶ」と指定されている場合は、学校の指示を優先してください。
一方で、学校から自由読書でもよいと言われている場合は、子どもが読みたい本を選べることもあります。応募条件や提出方法は学校・地域によって異なることがあるため、迷ったら学校の先生や図書館の先生に確認しましょう。
応募要項で字数や提出方法も確認する
全国コンクールの応募要項では、文字数や提出方法などの基本ルールが示されています。小学校低学年は本文800字以内、小学校中学年・高学年は本文1,200字以内、中学生は本文2,000字以内です。
また、全国コンクールは学校を通じて応募する形式です。個人で直接応募するものではないため、夏休みの宿題として提出する場合も、最終的には学校の指示に合わせて準備しましょう。詳しい条件は第72回青少年読書感想文全国コンクール応募要項で確認できます。
⚠️ 公式ルールは学校の指示も確認しましょう
全国コンクールの応募要項とは別に、学校や地域で提出期限・原稿用紙の使い方・提出方法が決まっている場合があります。家庭で準備を始める前に、学校から配布された案内も確認しておくと安心です。
読書感想文が書きやすい課題図書を選ぶ3つの基準
課題図書を選ぶときは、「有名そう」「難しそう」「感想文らしいテーマだから」という理由だけで決める必要はありません。読書感想文を書きやすくするには、子どもが最後まで読めて、自分の言葉で感想を出しやすい本を選ぶことが大切です。
最後まで読めそうな長さ・内容かを見る
まず確認したいのは、子どもが最後まで読めそうかどうかです。読書感想文は、読み終わってからが本番です。途中で止まってしまう本を選ぶと、感想文のメモを作る前に時間だけが過ぎてしまいます。
低学年であれば、絵や場面の印象が残りやすい本が向いています。中学年以降は、主人公の行動や気持ちの変化を追いやすい本を選ぶと、感想を言葉にしやすくなります。中学生の場合は、社会的なテーマや登場人物の葛藤がある本でも、自分の経験や考えとつながれば書きやすくなります。
子どもの経験や興味と結びつけやすいかを見る
読書感想文では、本のあらすじをまとめるだけでなく、「自分はどう感じたか」「なぜそう思ったのか」を書くことが大切です。そのため、子どもの経験や興味と結びつけやすい本を選ぶと、感想文の材料が出やすくなります。
たとえば、スポーツをしている子なら、努力・チーム・悔しさ・成長を扱う物語は自分の経験とつなげやすいでしょう。自然や理科が好きな子なら、植物・宇宙・科学を扱う本の方が、疑問や発見を書きやすいかもしれません。
読んだあとに「なぜそう思ったか」を話せそうかを見る
本を選ぶときは、読後に親子で少し話してみる場面を想像してみましょう。「どこがおもしろかった?」「どの場面が気になった?」「自分だったらどうする?」と聞いたとき、何かしら話せそうな本は、感想文につなげやすい本です。
反対に、内容は立派でも、子どもが何も話せない本は、感想文にするのが難しくなることがあります。読書感想文では、正解のような感想を書く必要はありません。子ども自身の心が動いた場面を見つけられる本を選ぶことが大切です。
課題図書を選ぶ前のチェックリスト
- 子どもが最後まで読めそうな長さ・内容か
- 子どもの経験や興味とつながるテーマがあるか
- 読んだあとに「なぜそう思ったか」を話せそうか
- あらすじだけでなく、自分の考えを書けそうか
- 夏休みの予定に合わせて、読み終える時間を取れそうか
学年別に見る2026年課題図書の選び方
2026年の課題図書は、学年の部ごとに複数冊が用意されています。ここでは、公式ページに掲載されている本の傾向をもとに、小学生・中学生の家庭が選ぶときの見方を整理します。
小学校低学年は「話しやすさ」と「絵・場面の印象」で選ぶ
小学校低学年では、親子で読んだあとに会話しやすい本を選ぶと進めやすくなります。2026年の小学校低学年の部には、宿題や言葉、日常の小さな発見、植物の命など、子どもが身近に感じやすいテーマの本が並んでいます。
たとえば、宿題や学ぶ楽しさに関係する本であれば、学校生活と結びつけて話しやすくなります。自然や植物を扱う本であれば、観察したことや育てた経験とつなげやすいでしょう。
低学年の読書感想文では、難しい分析よりも、「どの場面が好きだったか」「自分も同じことを感じたか」「読んだあとに何をしてみたいと思ったか」を言葉にすることが大切です。
小学校中学年・高学年は「自分ならどうするか」を考えられる本を選ぶ
小学校中学年・高学年になると、主人公の気持ちや行動を自分と比べて考えられるようになります。努力、失敗、友だち、家族、挑戦、社会とのつながりなど、自分の生活に置き換えて考えられる本を選ぶと、感想文に深みが出やすくなります。
たとえば、スポーツやチームを扱う本なら、習い事や部活動、友だちとの関係に結びつけられます。社会問題や異文化を扱う本なら、「自分が知らなかったこと」「読んで考えが変わったこと」を書きやすくなります。
既存記事では、個別作品を読書感想文につなげる流れも紹介しています。作品ごとの書き方の例を見たい場合は、個別作品で感想文を書く流れの例や、スポーツ小説を読書感想文につなげる例も参考になります。
中学生は社会・将来・価値観とつながるテーマを選ぶ
中学生の部では、家族、病気、障害、科学、チームでの探究など、考えを深めやすいテーマの本が選ばれています。中学生の場合は、「感動した」だけで終わらせず、読んだあとに自分の考えがどう変わったかまで書ける本を選ぶと、2,000字以内の感想文にまとめやすくなります。
社会的なテーマの本を選ぶ場合は、無理に大きな結論を書こうとしなくても大丈夫です。「自分は今までどう考えていたか」「読んでどこに違和感を持ったか」「これから何を知りたいと思ったか」を整理すると、自分らしい感想文になります。
| 学年 | 選び方のポイント | 感想文につなげやすい問い |
|---|---|---|
| 小学校低学年 | 絵・場面・親子で話しやすい内容 | どの場面が好きだった?自分も同じ気持ちになった? |
| 小学校中学年 | 主人公の行動や気持ちを追いやすい内容 | 自分だったらどうする?似た経験はある? |
| 小学校高学年 | 友だち・努力・社会とのつながりを考えられる内容 | 読んで考えが変わったことはある? |
| 中学生 | 価値観・社会・将来につながるテーマ | この本を読んで、自分の見方はどう変わった? |
読み始めてから感想文メモを作るまでの進め方
本を選んだら、いきなり感想文を書き始める必要はありません。まずは、読む前・読んでいる途中・読み終わった後の3段階で、感想文の材料になるメモを作っていきましょう。
読む前に「気になること」を1つ書いておく
読む前には、タイトルや表紙、帯、紹介文を見て、気になることを1つだけメモしておきます。たとえば、「この主人公はどう変わるのかな」「なぜこの題名なのかな」「自分にも似た経験があるかな」といった簡単なもので十分です。
読む前の予想を書いておくと、読み終わったあとに「最初はこう思っていたけれど、読んで考えが変わった」と書けます。感想文に変化が出るため、あらすじだけの文章になりにくくなります。
読みながら心が動いた場面に印をつける
読んでいる途中では、すべてを細かくメモする必要はありません。大切なのは、心が動いた場面を逃さないことです。驚いた、うれしかった、悲しかった、納得できなかった、自分なら違う行動をしたと思った場面に印をつけておきましょう。
付箋を使う場合は、長い文章を書き写すよりも、「ここで主人公が悔しそう」「自分も似たことがあった」「この言葉が気になる」のように、自分の言葉で短く残す方が後で使いやすくなります。
読み終わったら「本の内容」と「自分の経験」をつなげる
読み終わったら、印をつけた場面を見返して、「なぜそこが気になったのか」を考えます。ここで大切なのは、本の内容だけで終わらせず、自分の経験や考えとつなげることです。
たとえば、主人公が失敗しても挑戦し続ける場面が印象に残ったなら、自分が習い事や勉強で悔しかった経験とつなげられます。家族や友だちとの関係が印象に残ったなら、自分の生活の中で似た気持ちになった場面を思い出してみましょう。
感想文の基本構成や書き方まで詳しく知りたい場合は、読書感想文の基本構成や書き方はこちらで解説しています。本記事では、書き始める前の本選びとメモ作りを中心に確認しておきましょう。
読書が苦手な子・書き出せない子へのサポート方法
読書が苦手な子の場合、「早く読みなさい」「感想を書きなさい」と言っても、なかなか進まないことがあります。その場合は、読む量を小さく分け、子どもの言葉を少しずつ引き出す進め方に変えてみましょう。
1日で読み切ろうとせず、読む量を分ける
読書が苦手な子は、1日で一気に読もうとすると負担が大きくなります。章ごと、ページ数ごと、場面ごとに区切って、「今日はここまで読めればOK」と決めておくと進めやすくなります。
読み終わった直後に、1行だけメモを残すのも効果的です。「主人公がかわいそうだった」「ここは少しわからなかった」「自分ならこうすると思った」など、短い言葉でかまいません。その小さなメモが、あとで感想文を書くときの材料になります。
親は答えを作るより、質問で引き出す
親が手伝うときは、文章を代わりに作るのではなく、子どもの言葉を引き出すことを意識しましょう。読書感想文全国コンクールの公式Q&Aでも、感じたことや思ったこと、連想したことを忘れないうちにメモする流れが案内されています。
声かけの例としては、「どの場面が一番気になった?」「主人公の気持ちはわかる?」「自分だったらどうする?」「読んだあとに考えが変わったことはある?」などがあります。子どもが話した言葉をメモしておくと、本人の言葉を使った感想文にしやすくなります。
合わない本を無理に続けない判断も必要
読み始めてみて、どうしても内容が合わない場合は、早めに別の本を検討することも大切です。夏休みの後半まで粘ってしまうと、読書も感想文も苦しくなってしまいます。
ただし、途中で本を変える場合も、学校の指示や課題図書の範囲は確認しましょう。読書が苦手な子ほど、最初の1冊を慎重に選ぶことが、感想文を最後まで進める近道になります。
読書が苦手な子に試したい進め方
- 1日で読ませようとせず、章やページ数で区切る
- 読んだ直後に一言だけメモを書く
- 親は文章を作らず、質問で子どもの言葉を引き出す
- 合わない本は早めに見直す
- 最後まで読めたこと自体を前向きに受け止める
課題図書で読書感想文を書くときの注意点
課題図書で読書感想文を書くときは、本選びや書き方だけでなく、応募ルールや学校の指示にも注意が必要です。せっかく書いた感想文が提出条件に合わない形にならないよう、早めに確認しておきましょう。
提出ルール・字数・学校の指示を先に確認する
全国コンクールの応募要項では、部ごとの字数や、学校を通じて応募すること、自筆作品を提出することなどが示されています。ただし、学校の宿題として出す場合は、学校独自の提出期限や原稿用紙の使い方が指定されることもあります。
家庭では、まず学校から配布された案内を確認し、そのうえで公式の応募要項を見ておくと安心です。特に、締め切りは都道府県や学校によって異なる場合があるため、全国共通の日付だけで判断しないようにしましょう。
本文の丸写しや長い引用は避ける
読書感想文は、本を読んで自分がどう感じたかを書く文章です。公式Q&Aでも、引用する場合は正確に書き、カギかっこでくくることが説明されていますが、感想文の中心はあくまで自分の思いや心の動きです。
本文を長く写すよりも、「なぜその場面が気になったのか」「自分の経験とどうつながったのか」を書く方が、読書感想文らしい内容になります。あらすじが長くなりすぎたときは、自分の感想や考えが十分に入っているか見直しましょう。
親のサポートは「選ぶ・聞く・整理する」までにする
保護者が手伝う場合は、本を一緒に選ぶ、読み終わった後に質問する、子どものメモを整理するところまでを目安にするとよいでしょう。文章そのものを親が作ってしまうと、子どもの感想文ではなくなってしまいます。
親ができる一番のサポートは、子どもが自分の言葉で話せるようにすることです。上手な表現に直すことより、「そのとき、どう思ったの?」「どうしてそう感じたの?」と聞き、子どもの考えを引き出すことを大切にしましょう。
⚠️ 電子書籍や提出方法は公式情報を確認しましょう
青少年読書感想文全国コンクールの公式Q&Aでは、電子書籍を読んで感想文を書くことについて、紙媒体の書籍に限るため応募できないと案内されています。学校の宿題としての扱いは、学校の先生にも確認してください。
よくある質問(FAQ)
2026年の課題図書はどこで確認できますか?
2026年の課題図書は、全国学校図書館協議会や青少年読書感想文全国コンクールの公式サイトで確認できます。書店やまとめ記事を見る前に、まず公式ページで対象学年と課題図書を確認しておくと安心です。
課題図書以外の本で読書感想文を書いてもよいですか?
コンクールには、指定された課題図書で書く「課題読書」と、自分で選んだ本で書く「自由読書」があります。ただし、学校の宿題として課題図書が指定されている場合は、学校の指示を優先してください。
読書が苦手な子は、どの課題図書を選べばよいですか?
長さや難しさだけでなく、子どもが興味を持てるテーマ、自分の経験とつなげやすい内容、読んだあとに話しやすい本を選ぶのがおすすめです。最後まで読めることを優先すると、感想文のメモも作りやすくなります。
親は読書感想文をどこまで手伝ってよいですか?
本選びの相談、読み終わった後の質問、メモの整理までは手伝いやすい部分です。ただし、文章そのものを親が作るのではなく、子どもの言葉を引き出す形でサポートしましょう。
電子書籍で読んで感想文を書いてもよいですか?
青少年読書感想文全国コンクールの公式Q&Aでは、紙媒体の書籍に限るため、電子書籍では応募できないと案内されています。学校の宿題としての扱いは、学校の先生にも確認してください。
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公式サイトで体験の内容を確認するまとめ:2026年課題図書は「書きやすさ」から選ぼう
この記事では、2026年課題図書の確認方法と、読書感想文が書きやすい本の選び方を解説しました。
- まず公式ページで確認する:課題図書の一覧や応募要項は、全国学校図書館協議会やコンクール公式サイトで確認できます。
学校の宿題として出す場合は、学校からの案内もあわせて確認しましょう。
- 難しそうな本より、最後まで読める本を選ぶ:読書感想文は、読み終えてから自分の考えを書くものです。
子どもの読書量や興味に合う本を選ぶと、無理なく進めやすくなります。
- 自分の経験とつながる本は書きやすい:友だち、家族、学校生活、習い事、自然、社会問題など、子どもの経験と結びつくテーマを探しましょう。
「自分だったらどうするか」を考えられる本は、感想文の材料を集めやすくなります。
- 読む前・読んでいる途中・読後にメモを作る:読む前の予想、心が動いた場面、自分の経験とのつながりを残しておくと、感想文を書き始めやすくなります。
長い引用よりも、自分の言葉で短くメモすることを意識しましょう。
- 親は答えを作らず、子どもの言葉を引き出す:保護者の役割は、選ぶ・聞く・整理するサポートです。
子ども自身の考えや気持ちが入った読書感想文になるよう、質問で支えてあげましょう。
読書感想文は、上手に書くことだけが目的ではありません。本を読んで、子どもが何を感じ、どんなことを考えたのかを言葉にする機会です。2026年の課題図書を選ぶときは、「立派に見える本」よりも、「子どもが最後まで読めて、自分の言葉で話せる本」を意識して選んでみてください。




