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【高校受験】内申点の仕組みと上げ方完全ガイド|都道府県別の配点比率と教科別対策
- 公開日:2026/2/14
- 最終更新日:
- 教育
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高校受験を控えたお子様の「内申点」について、正しく理解できていますか?
内申点は高校受験の合否を左右する重要な評価指標ですが、その仕組みは複雑で、都道府県によって対象学年や計算方法が大きく異なります。
「定期テストで80点以上取っているのに評定が『4』にならない」「副教科の内申点はどれくらい重要なのか」「中1・中2の内申が低くても取り返しはつくのか」——こうした疑問を持つ保護者や中学生は少なくありません。
この記事では、内申点の評価基準・都道府県別の計算方法を解説し、教科別・場面別に内申点を上げるための具体的な行動リストを紹介します。中学生向け学習塾・個別指導塾の活用法も含め、志望校合格に向けた戦略的な内申対策を学びましょう。
💡 内申点は「定期健康診断の結果」のようなもの
内申点は、健康診断の結果に似ています。健康診断では「身長・体重」(テストの点数)だけでなく、「血圧・視力・聴力」(授業態度・提出物)など様々な検査結果を総合して健康状態を判定します。たとえ身長が高くても、血圧が悪ければ「要注意」となるのと同様に、内申点もテストの点数だけでなく、日々の学習への取り組み全体で評価されるのです。
注:内申点の評価方法や計算方法は都道府県・学校によって異なります。この記事では一般的な傾向と主要都道府県の制度を解説しますが、最新の正確な情報はお住まいの地域の教育委員会公式サイトでご確認ください。
内申点とは?高校受験での役割と重要性
高校受験において「内申点」という言葉をよく耳にすると思いますが、具体的に何を指すのか、入試でどのような役割を果たすのか、基本から確認していきましょう。
内申点(調査書点)の定義と内申書との違い
まず、混同しやすい用語を整理します。
内申点(調査書点)
定義 9教科(主要5教科+実技4教科)の5段階評定を点数化したもの
例 9教科すべて「5」の場合=45点満点中45点
特徴 数字で表されるため、比較・計算がしやすい
内申書(調査書)
定義 中学校生活全体を記録した公式書類
内容 評定だけでなく、出欠日数、特別活動、行動の記録なども含む
特徴 高校入試で中学校から受験校へ提出される
つまり、内申点は内申書の一部(評定部分)を点数化したものであり、内申書の方が広い意味を持つ書類です。日常会話では「内申」という言葉で両方を指すことが多いですが、入試制度の話では区別して理解しておく必要があります。
なお、お子様が学期末にもらう「通知表」は、学校から家庭への報告書であり、入試で直接使われる書類ではありません。ただし、通知表の評定がそのまま内申点の基礎となります。
高校入試における内申点の役割
高校入試では、一般的に以下の2つの要素を組み合わせて合否判定が行われます。
内申点が果たす主な役割を見てみましょう。
1. 一般入試での合否判定材料
多くの高校では、内申点と当日の学力検査点を一定比率で合算して合否を判定します。例えば「内申点7割:当日点3割」や「内申点5割:当日点5割」など、高校ごとに比率が異なります。
2. 推薦入試での最重要評価材料
推薦入試(特色選抜など)では、内申点が合否判定の最も重要な要素となります。面接や作文も評価されますが、内申点が基準に達していないと出願すらできないケースも多いです。
3. 当日のプレッシャー軽減効果
内申点が高いほど、当日の学力検査で取るべき点数の目安が下がります。逆に内申点が低い場合は、当日により高い点数を取る必要があり、精神的な負担が大きくなります。
内申点はいつの成績が対象になるのか
内申点の対象となる成績は、学年・学期によって異なります。これが多くの保護者が疑問に思うポイントの一つです。
内申点の対象時期(一般的な例)
- 3学期制の学校 中3の2学期末までの成績が対象
- 2学期制の学校 中3の後期中間までの成績が対象
- 3学期の成績 高校入試には間に合わない(卒業後の進路指導用)
重要なのは、「どの学年の成績が内申点に反映されるか」は都道府県によって大きく異なるということです。
- 中3のみが対象 東京都、愛知県 など
- 中2・中3が対象 神奈川県 など
- 中1〜中3全学年が対象 埼玉県、千葉県、大阪府 など
この違いは、お子様の受験戦略に大きな影響を与えます。詳しくは後ほど「都道府県別の内申点計算方法と配点比率」で取り上げます。
内申点の評価基準|3つの観点と評定のつけ方
「テストで良い点を取っているのに評定が上がらない」という悩みをよく耳にします。これは、現在の評価制度が単なるテストの点数だけで決まっていないからです。
学習指導要領による3観点評価
現在、全国統一で実施されている学習指導要領に基づき、学校の成績評価は以下の3つの観点で行われています。この3観点評価については、文部科学省の学習指導要領で詳しく規定されています。
| 観点 | 内容 | 評価の材料 |
|---|---|---|
| 知識・技能 | 学んだ内容を理解し、身に付けているか | 定期テスト、小テスト、実技テスト |
| 思考・判断・表現 | 学んだことを使い、考え、表現できるか | レポート、作文、グループディスカッション、授業での発言 |
| 主体的に学習に取り組む態度 | 進んで学習に取り組み、粘り強く取り組んでいるか | 提出物、授業態度、ノート、質問姿勢 |
各観点の評価を総合して、5段階の評定(1〜5)が決まります。
観点①「知識・技能」の評価ポイント
この観点は、最も点数化しやすく、内申点の基礎となる部分です。主な評価材料は以下の通りです。
- 定期テストの点数 最も大きなウエイトを占める
- 小テスト・単元テスト 日常的な理解度の確認
- 実技テスト(副教科) 体育の実技、音楽の演奏 など
多くの学校では、定期テストの得点が80点以上で「十分満足できる(A評価)」、70点台で「おおむね満足できる(B評価)」といった基準を設けています。ただし、基準は学校や教科によって異なります。
⚠️ テストの点数だけで評定が決まるわけではありません
定期テストで90点を取っていても、提出物を出し忘れていたり、授業態度に問題があったりすると、評定は「4」になることがあります。3観点をバランス良く満たすことが大切です。
観点②「思考・判断・表現」の評価ポイント
この観点では、単に知識を覚えているだけでなく、「なぜそうなるか」を説明し、自分の考えを表現できるかが評価されます。
主な評価材料をお伝えします。
- レポート・課題作文 論理的に構成できているか、自分の考えが書かれているか
- グループディスカッション 他者の意見を聞き、自分の考えを発言できているか
- 授業中の発言・質問 積極的に発言し、疑問を解消しようとする姿勢
- 実験・実習のまとめ 結果を分析し、考察できているか
特に、国語や社会では「自分の考えを論理的に述べる」力が重視されます。理科や数学では「実験結果から法則を導き出す」「問題を解くプロセスを説明する」力が評価されます。
観点③「主体的に学習に取り組む態度」の評価ポイント
この観点は、お子様の日々の学習姿勢が評価される部分です。テストの点数が良くても、この観点が低いと評定が下がることがあります。
主な評価材料を紹介します。
- 提出物 期限を守っているか、内容が丁寧か
- 授業態度 私語や居眠りをしていないか、集中して取り組んでいるか
- ノートの取り方 見やすくまとめられているか、復習に使える形になっているか
- 質問姿勢 わからないことを進んで質問しているか
- 忘れ物・遅刻 学習に必要な準備ができているか
💡 3観点評価は「料理の評価」のようなもの
3観点評価は、料理コンテストの審査に似ています。「味(知識・技能)」が良くても、「盛り付け(思考・判断・表現)」が雑だったり、「調理姿勢(主体的態度)」に問題があったりすると、総合評価は下がります。逆に、味はそこそこでも、盛り付けが美しく、調理姿勢が真面目なら、意外と高評価になることもあります。バランスが重要なのです。
都道府県別の内申点計算方法と配点比率
ここからは、多くの保護者が最も知りたい「自分の都道府県ではどう計算されるのか」について取り上げます。
主要都道府県の内申点計算方法一覧
以下は、主要都道府県の内申点計算方法の一覧です。※制度は年度により変更される可能性があります。最新情報は必ず教育委員会公式サイトでご確認ください。
| 都道府県 | 対象学年 | 計算方法 | 満点(内申点) |
|---|---|---|---|
| 東京都 | 中3の2学期のみ | 主要5教科×1倍+実技4教科×2倍 | 65点→300点満点に換算 |
| 神奈川県 | 中2・中3 | 中2:45点、中3:2倍の90点 | 135点 |
| 埼玉県 | 中1〜中3 | 中1:中2:中3=2:2:6など(学校により異なる) | 学校により異なる |
| 千葉県 | 中1〜中3 | 各学年45点×3学年(高校により係数をかける) | 135点 |
| 愛知県 | 中3のみ | 中3の評定を2倍 | 90点(調査書点) |
| 大阪府 | 中1〜中3 | 中1×2+中2×2+中3×6 | 450点 |
| 兵庫県 | 中1〜中3 | 中1:中2:中3=1:2:2 | 225点 |
| 福岡県 | 中2・中3 | 中2:中3=1:2 | 135点 |
| 北海道 | 中1〜中3 | 各学年の評定を合計 | 135点 |
| 沖縄県 | 中1〜中3 | 各学年の評定を単純合計 | 135点 |
この表からわかる重要なポイントを見てみましょう。
ポイント1:実技4教科の倍率に注目
東京都では実技4教科(体育・音楽・美術・技術家庭)が2倍で計算されます。つまり、副教科の評定「1」は主要教科の「2」分、評定「5」は主要教科の「10」分に相当します。副教科を軽視すると、内申点に大きな影響が出ます。
ポイント2:学年ごとのウエイトが異なる
多くの都道府県で、中3の成績が最も大きなウエイトを持ちます。大阪府では中3の成績が中1・中2の3倍のウエイトです。
東京都の最新の入試情報は東京都教育委員会の公式サイトで確認できます。また、大阪府の情報は大阪府教育委員会の公式サイトをご覧ください。
対象学年の違いによる対策の重要性
対象学年の違いは、お子様の受験対策に大きく影響します。
中3のみが対象の場合
(東京・愛知など)
特徴 中1・中2の成績は入試に影響しない
メリット 中3から本格的に取り組んでも十分挽回可能
対策 中3の1学期から気を引き締めて取り組む
中1〜中3全学年が対象の場合
(埼玉・千葉・大阪など)
特徴 中1からの積み重ねが内申点に反映
注意点 中1・中2で内申を下げると、中3だけでは挽回困難
対策 中1から一貫した内申対策が必要
対象学年が複数にわたる地域では、中1・中2の時期から内申点を意識した学習態度を身に付けることが非常に重要です。
入試における内申点と当日点の配点比率
高校入試では、内申点と当日の学力検査点を合算して合否を判定しますが、その比率は高校ごとに異なります。
| 配点比率の例 | 内申点 | 当日点 | 高校の傾向 |
|---|---|---|---|
| 7:3 | 7割 | 3割 | 内申重視(中堅高校など) |
| 5:5 | 5割 | 5割 | バランス型 |
| 4:6 | 4割 | 6割 | 当日点重視(進学校など) |
一般的に、進学校(難関高校)ほど当日の学力検査を重視する傾向があります。一方、中堅校や推薦入試では内申点が高いウエイトを占めます。
志望校の配点比率を確認し、内申点が足りない場合は当日点で何点カバーする必要があるか、逆算して考えることが大切です。
内申点を上げる具体的な方法|教科別・場面別の行動リスト
ここからは、今日から実践できる具体的な内申点アップの方法を取り上げます。
定期テストで高得点を取るための学習戦略
定期テストの点数は、「知識・技能」観点の評価に直結します。以下の戦略を実践しましょう。
定期テスト対策チェックリスト
- テスト範囲を3回以上繰り返す 1回目は理解、2回目は定着、3回目は確認
- 副教科も手を抜かない 体育の保健、音楽の楽典などは暗記で得点源になる
- 小テストで満点を狙う 日常的な小テストも評価の材料になる
- 苦手単元を優先する 得意なところよりも、苦手なところの点数アップが効く
- 過去問・類題を解く 学校のワークや配布プリントを繰り返す
なお、定期テスト対策の学習スケジュール管理については、定期テストのスケジュール管理術で詳しく解説しています。効率的な学習計画を立てる際にぜひご活用ください。
提出物で評価を上げる5つのポイント
提出物は「主体的に学習に取り組む態度」観点の重要な評価材料です。以下のポイントを押さえましょう。
- 期限厳守(最優先) 1日でも遅れると評価が下がる可能性があります。当日の朝でも間に合うなら提出しましょう。
- 丁寧な字・余白活用 読みやすい字で、余白を活かした見やすいノート作りを心がけます。
- 解答欄をすべて埋める 空白があると「取り組む意欲が低い」と判断されることがあります。わからなくても調べて埋めましょう。
- 自主学習ノートの活用 課題以外にも自主的に取り組んだ記録があると、主体的な姿勢が評価されます。
- 提出前の見直し習慣 誤字脱字や計算ミスをチェックしてから提出することで、丁寧さが伝わります。
⚠️ 未提出は致命的です
提出物を1回出し忘れるだけで、評定が1つ下がるケースもあります。特に「主体的態度」観点で大きく減点されます。期限管理は最も重要なポイントの一つです。
授業態度で評価を上げる7つの行動
授業態度は「思考・判断・表現」「主体的態度」の両観点に関わります。以下の行動を意識しましょう。
- 忘れ物をしない 教科書、ノート、筆記用具など、授業に必要なものを必ず持参する
- 授業中の集中 私語・居眠りは厳禁。先生の方を向いて聞く姿勢を保つ
- 積極的な発言・挙手 わかる問題には挙手する。質問があれば遠慮せず聞く
- ノートを丁寧に取る 板書を正確に写し、重要事項には印をつける
- 質問をする姿勢 わからないことは授業後や放課後に質問に行く
- グループワークでの協調性 リーダー役でなくても、積極的に参加し貢献する
- 先生と目を合わせる 話を聞くときは先生と視線を合わせ、関心を持っている姿勢を見せる
副教科(実技4教科)の内申点を上げるコツ
副教科(体育・音楽・美術・技術家庭)は、多くの都道府県で内申点計算において高いウエイトを持ちます。しかし、得意不得意がはっきりしており、対策に悩む保護者も多いでしょう。ここでは、苦手でも評価を上げる方法を取り上げます。
体育の内申点を上げる方法(運動が苦手でもOK)
体育が苦手なお子様でも、以下の対策で評価を上げることができます。
- 定期テストの保健分野で高得点 保健(健康やスポーツの理論)は暗記で得点できます。テスト勉強をしっかり行いましょう。
- 授業での積極性 準備・片付けを素早く行う、チームの声援を出す、係を引き受けるなど。
- 苦手種目でも最後まで取り組む 結果よりも「最後まで諦めずに取り組んだ姿勢」が評価されます。
- 体育祭・運動会での係活動 運動が苦手でも、係や応援で貢献すればプラス評価になります。
音楽の内申点を上げる方法
- 定期テストで楽典・音楽史を暗記 音楽記号、作曲家名、時代背景などは暗記で得点できます。
- 歌唱・楽器演奏では声量・姿勢を意識 音程が合わなくても、大きな声で堂々と歌う姿勢が評価されます。
- 鑑賞レポートで丁寧な感想を記述 「良いと思った」だけでなく、なぜ良かったか、どの部分が印象的だったかを具体的に書きましょう。
- 音楽会・合唱祭での積極参加 行事への参加姿勢や、練習での真面目さも評価材料になります。
美術の内申点を上げる方法
- 作品制作では丁寧さ・完成度を重視 センスよりも、時間をかけて丁寧に仕上げることが大切です。
- 定期テストで美術史・技法を暗記 画家名、作品名、技法の特徴などは暗記で得点できます。
- 授業中の積極的な発言 作品鑑賞の授業で、自分の感想や意見を発言しましょう。
- 提出期限厳守 作品の完成が遅れても、期限までに提出するよう調整しましょう。
技術・家庭の内申点を上げる方法
- 実習作品の完成度と提出期限 調理実習や制作物は、完成度よりも「期限内に提出した」ことが重視されます。
- 定期テストでの知識問題対策 食物・被服・保育・技術など、暗記で得点できる分野を確実に取りましょう。
- レポート課題の丁寧な記述 実習のレポートは、手順や感想を詳しく書くことが評価につながります。
- 授業中の安全確認・片付け 特に技術分野では、安全に配慮し、道具の片付けを徹底することが大切です。
💡 副教科は「レストランの接客」のようなもの
副教科の評価は、レストランでの接客に似ています。料理(作品や演奏)の質が最高でなくても、笑顔で丁寧に対応すれば(授業態度が良ければ)、お客様(先生)の評価は高くなります。逆に、料理が美味しくても、態度が悪ければ評価は下がります。「何を作ったか」よりも「どう取り組んだか」が重視されるのです。
中1・中2の内申点が低い場合の挽回可能性と対策
「中1・中2の時にあまり勉強しなかった」「内申点が低いままだと受験に不利?」と不安を感じる保護者も多いでしょう。ここでは、都道府県別の挽回可能性と具体的な対策を取り上げます。
都道府県別の挽回難易度
中1・中2の内申点が低い場合、挽回の難易度は都道府県によって大きく異なります。
挽回が比較的容易な地域
該当 東京都、愛知県 など(中3のみが対象)
理由 中1・中2の成績は内申点に反映されない
対策 中3の1学期から本気で取り組めば、大幅な改善が可能
挽回が困難な地域
該当 埼玉県、千葉県、大阪府 など(中1〜中3全学年が対象)
理由 中1・中2の評定が低いと、中3で全教科「5」を取っても満点に遠い
対策 当日点でカバーする戦略や、志望校の見直しも検討
ただし、「挽回が困難」=「諦めるべき」ではありません。内申点が低くても、当日の学力検査で高得点を取れば合格できる場合もあります。志望校の配点比率を確認し、戦略を立てることが大切です。
中3での現実的な内申点アップ目標の立て方
現在の内申点から、志望校に必要な内申点を逆算して目標を立てましょう。
例:評定を1つ上げるために必要なこと
一般的に、評定を「3」から「4」に上げるには、定期テストでクラス平均より15〜20点程度上回る必要があると言われています。ただし、これは学校や教科によって異なります。
中3での内申点アップ戦略
- 現状把握 各教科の評定と、どこが弱点かを確認
- 優先順位 「3」を「4」に上げる方が、「4」を「5」に上げるより現実的
- 副教科重視 実技4教科は比較的短期間で評価を上げやすい
- 提出物・授業態度の改善 今日から実践できる、即効性のある対策
- 定期テスト対策 範囲を絞って集中的に学習
内申対策に強い塾・家庭教師の活用法
内申点アップを目指す場合、塾や家庭教師の活用も有効です。ただし、どのような塾を選ぶかが重要です。
内申対策に強い塾の特徴を紹介します。
- 定期テスト対策に力を入れている 模試対策だけでなく、学校のテスト範囲に対応している
- 提出物のサポートがある 課題の進め方や提出期限の管理をアドバイスしてくれる
- 副教科の対策も可能 特に個別指導塾では、苦手教科に応じた指導が可能
- 学習習慣の定着を支援 自宅での学習方法やスケジュール管理も指導してくれる
定期テスト対策に強い個別指導塾では、内申点に直結する「知識・技能」観点の強化が期待できます。また、学習習慣の定着によって「主体的態度」観点の改善にもつながります。
塾選びの際は、学習塾・予備校の選び方完全ガイドを参考に、お子様に合った塾を見つけてください。また、費用面が気になる方は塾・予備校の費用相場を比較もご活用ください。
数学など特定教科に苦手がある場合は、中学生におすすめの数学塾を比較で、教科特化型の塾を探すのも一つの方法です。
よくある質問(FAQ)
Q1: 内申点が低いと志望校に受からない?
A: 内申点と当日点の比率は高校ごとに異なります。進学校は当日点重視の傾向があり、内申が低くても当日の学力検査で高得点を取れば逆転合格が可能です。ただし、推薦入試は内申点が最重要となるため、推薦を狙う場合は内申点の確保が不可欠です。志望校の入試制度を確認し、戦略を立てましょう。
Q2: 中3から頑張っても間に合う?
A: 都道府県により異なります。東京都や愛知県など「中3のみが対象」の地域では、中3から本格的に取り組めば十分間に合います。埼玉県や千葉県など「全学年が対象」の地域では、中1・中2の内申点が低いと挽回が困難ですが、当日点でカバーする戦略も有効です。まずはお住まいの地域の制度を確認しましょう。
Q3: 副教科の内申点はどれくらい重要?
A: 都道府県によって異なりますが、東京都では実技4教科を2倍で計算するため、副教科の評定1つ分は主要5教科の2つ分に相当します。副教科を軽視すると、内申点に大きな影響が出る可能性があります。苦手でも、授業態度やテスト勉強で評価を上げることは可能です。
Q4: 塾に通うと内申点は上がる?
A: 定期テスト対策に特化した塾なら、内申点アップに直結する可能性があります。特に「知識・技能」観点(テストの点数)の強化には効果的です。ただし、授業態度や提出物は本人の努力次第です。塾は「知識・技能」観点の強化に有効ですが、3観点すべてをバランス良く高めるには、本人の日々の取り組みが不可欠です。
Q5: 提出物を1回忘れるとどれくらい影響する?
A: 1回の未提出で評定が1下がるケースもあります。特に「主体的に学習に取り組む態度」観点で大きく減点されます。提出期限の管理は最も重要なポイントの一つです。忘れてしまった場合は、翌日でも提出し、反省の意を伝えることで評価の回復を図りましょう。
まとめ:内申点の仕組みを理解して戦略的に対策しよう
この記事では、高校受験で重要な内申点について、評価基準・都道府県別の計算方法・具体的な上げ方を取り上げました。
最後に、重要なポイントをおさらいします。
- 3観点評価を理解する 内申点は「知識・技能」「思考・判断・表現」「主体的態度」の3観点で総合評価されます。テストの点数だけでなく、日々の学習態度が重要です。
- 都道府県の制度を確認する 対象学年や計算方法が地域によって大きく異なります。早期に自分の地域の制度を確認し、適切な対策を立てましょう。
- 副教科も重要 実技4教科は多くの地域で高いウエイトを持ちます。苦手でも、授業態度やテスト勉強で評価を上げることは可能です。
- 日々の積み重ねが最短ルート 提出物の期限厳守、授業での積極的な姿勢、質問する勇気——こうした小さな行動の積み重ねが、内申点アップへの近道です。
- 塾・家庭教師の活用も検討 苦手教科の克服や定期テスト対策には、内申対策に強い塾や家庭教師の活用も効果的です。
内申点は、一夜漬けで劇的に上がるものではありません。しかし、中3から本気で取り組めば、多くの地域で十分に改善可能です。まずは今日からできること——提出物を期限通りに出す、授業に集中する、わからないことを質問する——から始めてみましょう。
お子様の志望校合格に向けて、保護者としてできるサポートはたくさんあります。この記事が、その一助となれば幸いです。



