大学生が一人暮らしを始めたら住民票は移すべきか?住民票に関する法律と罰則とは
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- 公開日:2022/2/10
- 最終更新日:2022/4/15
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大学生が一人暮らしを始めたら住民票は、移すべきです。
大学進学とともに、親元から離れて一人暮らしを始める大学生はたくさんいます。
大学に在籍中は、一人暮らしをするけれど、将来的には実家に戻るかもしれないという理由で、住民票をそのままにしている人もいますが、一人暮らしで住所が変わったのであれば、住民票を移すべきです。
大学生が知っておきたい、住民票に関する法律と罰則
住民票は、転入した日から14日以内に引越先の市区町村に転入届を提出する決まりとなっています。
正当な理由がなく、届出をしない場合には、5万円以下の過料に課せられることがあると総務省の資料にも記載されています。
つまり、大学進学であっても住所が変わる場合には、きちんと手続きを行わなければならないということです。
また、罰則が設けられているという点にも注意しなければなりません。
住民票を移すかどうかというのは、自分で決めるものではなく、法律で必ず移さなければならないということです。
住民票を移す場合の手続き方法について
大学進学にともない、実家などから、一人暮らしをする場合には、以下の手順で住民票を移します。
- 引越前の市区町村に転出届を提出し、転出証明書を受け取る
- 引越先の市区町村に転出した日から14日以内に、転出証明書と一緒に、転入届を提出する
同一の市区町村内で転居する場合には、住民票のある市区町村に転居した日から14日以内に転居届を提出します。
住民票を移すのは、とても簡単な手続きです。
手続については、総務省の資料(https://www.soumu.go.jp/main_content/000731262.pdf)
を参照するとよいでしょう。
大学生が住民票を移さないとどんなデメリットがある?
大学生が一人暮らしを始めるなどで、住所が変わっているのにもかかわらず、住民票を移していないという場合、様々なデメリットがあります。
- 国や自治体などからの重要な案内が届かない
- 新しく住んだ先の選挙権を行使できない
- 住民票などの住民サービスが前の住所でないと受けられない
- 運転免許を取得する際に、本試験が前の住所の管轄でないと受けられない
- 社会保険料、住民税、所得税など税金関係の手続きが煩雑になる
- 本人限定受取郵便を受け取ることができない
などのデメリットがあります。
とくに、大学生にとって大きな問題となるのが、住民サービスを受けられないということです。
携帯電話を契約する際や、アルバイトをする際には、住民票の写しが必要になるケースが多いのですが、住民票を移していないと、住民票の写しを取りに、前の住所の市区町村にいかなければならなくなります。
必要な書類ができるたびに、規制するというのは、手間がかかりますし、不便です。
それから、大学生の間に運転免許を取得しようと考えている人も多いでしょうが、運転免許の本試験は、住民票のあるところの免許センターで受験をすることになります。
そのため、住民票を移していない場合には、前の住所の管轄の免許センターに行くことになるのです。
さらに、住民票を移していなければ、選挙権を行使することができません。
このように、住民票を移さないと様々なデメリットがあります。必ず移すようにしましょう。
大学生が住民票を移してしまったら、成人式はどうなる?
大学生のなかで、住民票を移すことに悩んでいる人もいるでしょう。
住民票を移すと、地元の成人式に参加することができなくなるのではないかということから、躊躇しているようです。
ですが、住民票を移しても地元の成人式に参加することは可能となっています。
ただし、成人式の案内状の送付先の変更などで、事前に手続きが必要な市区町村もあるので、詳しくは地元の市区町村に直接確認するようにしましょう。
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